2007年12月06日

精神科研修

 10〜11月と精神科研修は児玉病院(350床)で研修をしてきました。 患者さんの平均入院期間が2年という、共立病院とは違った感覚で時間が流れている世界です。担当した患者さんは、統合失調症を中心にうつ病、認知症でした。

 統合失調症の症状はみなさんご存知ですか?「声が聞こえてくる。それが幻なのか現実の声なのか私には区別がつかない。だから困っているのだ」というのが統合失調症の患者さんでは、よくある主訴です。治療としては抗精神病薬の内服が中心となります。例えば風邪ならば3日間風邪薬を飲んで様子を観察しますが、精神科の場合は2〜6週間内服して様子観察を行います。もっと短い期間で病状が回復すればよいのですが、現代の医学ではこれくらいの観察期間が必要とされています。

 指導医の病棟受け持ち患者は、一人のドクターにつき60名(175名の時期もあったらしいです)、外来は午前だけで40名をこなしていました。

 研修医が学習した項目としては、主な精神疾患の診断、精神科における薬剤処方、および医療従事者と患者さんとの距離の取り方でした。

 医療従事者と患者さんとが共に疲弊しない適切な距離を取り、かつ円滑に医療が行われているモデルを児玉病院で経験できたのは、教科書では学習できない項目なのでありました。

2年目研修医 D.Y
posted by スタッフ at 09:37| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 研修医日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする